最近、リモートワークや動画のサブスクサービス需要の高まりによってモバイルWiFiルーターが再注目されています。あまりの人気に端末の発送が遅れる業者も。

モバイルWiFiルーターを契約するにあたって気になるのが「データ通信量」や「料金」。そして一番欲しいのは「高速・無制限で使い放題」ができるWiFiルーターだと思います。

このページでは、WiFiルーターの中でも大容量で使えるモバイルWiFiルーターをご紹介しています。モバイルWiFiルーターはかなり多く、それぞれ比較するのも大変ですし中には契約において注意が必要なものもあります。

データ通信量や料金、注意点などもまとめていますので、ぜひ自分の使い方にあったモバイルWiFiルーターを見つけてください。

モバイルWiFiルーターとは？

モバイルWiFiルーターとは、持ち歩きができるインターネットにつなげる端末のことです。外でもノートパソコンを使いたいという方、スマホのデータ量の足しにしたいという方におすすめです。

端末の大きさはスマホと同じ程度かすこし小さいくらい。工事などは必要なく、端末の電源を入れればすぐに使えます。

モバイルWiFiルーターを使うには申し込みが必要です。しかし、会社によって使えるデータ通信量や月額料金、契約年数が大きく異なります。

よって、

• 月にどのくらいのデータ量が欲しいか？
• 月額料金は高すぎないか？
• 何年使用するか？

を各サービスで比較することが重要です。

モバイルWiFiルーターは2種類ある

モバイルWiFiルーターは大きく分けて2種類あります。

回線がSoftbank・au・docomoなどスマホキャリア回線を使用しているモバイルWiFiルーターと、WiMAX2+回線という専用回線を使ったWiMAXというモバイルWiFiルーターです。

キャリア回線を使ったWiFiルーターはスマホと同じ回線になるため、スマホが繋がる場所ならどこでも繋がります（使用端末によって例外もあり）。速度もスマホを使用している時とほぼ同じと考えていいでしょう。

WiMAXはキャリア回線とは異なりますので、繋がるエリアも独自のものとなります。エリアは日々広がっていますが、WiMAXを選ぶ際には必ずエリア判定をしておきましょう。

無制限WiFiルーターがなくなった理由は？

モバイルWiFiルーターをデータ量無制限を探してこのページを見られる方も多いと思います。

以前は無制限をうたっているモバイルWiFiルーターはありましたが、現在はどこのモバイルWiFiルーターも無制限プランを終了しました。→現在楽天モバイルで無制限のRakuten WiFi Pocket を販売中です！

無制限プランがあったモバイルWiFiルーターは、全てクラウドSIMシステムの仕組みを利用して無制限を実現しようとしていました。しかし、クラウドSIMでの無制限は実質不可能だったのです。

1. クラウドSIMの仕組み

通常ルーター端末には、キャリア回線SIMを入れることで回線を使用します。しかし、クラウドSIMの場合はキャリア回線SIMは入っていません。

サービスを提供する側にクラウドSIMサーバーというものがあり、そこで多くのキャリア回線のSIMが管理されています。そのサーバーにあるSIMを利用者の端末に割り当て、登録させることで利用者は初めてネット回線に接続できるのです。

利用者が使用している回線が制限に到達する前に、別のSIMを割り当てるということを繰り返すことで無制限を実現していました。

2. 無制限使用は実質不可能

上記の仕組みを利用して多くのモバイルWiFiルーターが無制限プランを提供していましたが、コロナ禍におけるリモートワークの増加や、屋内での生活が増えたことからWiFiも需要が高まり利用者が急増しました。

その結果サーバー側のSIMが足りなくなり、どのSIMを端末に割り当てても制限がかかっていて接続できないなど大規模な通信障害が発生。

サーバーを提供している会社はSIMを増やすなどの対応を行いましたが、一人当たりのデータ使用量が多いこともあり、現時点では全ての利用者に完全な無制限状態を提供することは不可能となってしまいました。

3. すべてのモバイルWiFiルーターが無制限プランを廃止

現在は一部を除きモバイルWiFiルーターも無制限プランを廃止し、月100GB前後のプランに変更しています。

以前のような通信障害が起きないように、1日のデータ使用量に制限をかけているところも。月のデータ通信量、1日の使用量制限などWiFiルーターによって異なりますので、これから契約する方はしっかりと確認して納得した上で契約をしましょう。

現在あるのは”条件付き”の無制限のみ

現在のモバイルWiFiルーターには完全な無制限はありません。あるのは“とある条件”がついた無制限プランのみとなっています。

条件付き無制限プランについては下記で紹介していますので、そちらをご覧ください。

WiMAXも無制限ではない！？

WiMAXはモバイルWiFiルーターのひとつですが、キャリア回線ではなくUQWiMAXが提供しているWiMAX専用回線を使用しています。キャリア回線よりも速度が速く、また、2022年2月からは3日15GBという使用制限がなくなりました。

日による制限やひと月の上限がなくなったことから”無制限”と紹介されていることも多いですが、実際には無制限ではありません！他のモバイルWiFiルーターと同じく、短時間に大量の通信を行うと一時的に速度制限がかかる可能性があります。

光回線ならいくら使用しても制限がかかることがないので無制限と言えますが、WiMAXは上限がなくても制限がかかる可能性はあります。よって、完全なる無制限ではないのです。

大きな容量のデータを頻繁に扱うという方は、WiMAXやモバイルWiFiルーターよりもやはり光回線がおすすめですよ。

WiMAXとモバイルWiFiルーターの通信速度

上記で説明したようにWiMAXはWiMAX専用回線、モバイルWiFiルーターはキャリア回線と使用している回線が異なるため、通信速度も異なります。

では、どのくらい速度差があるのでしょうか？実際にWiMAXとモバイルWiFiルーターを使って検証してみました。WiMAXはBroadWiMAX、モバイルWiFiルーターはMUGENWiFi・どこよりもWiFi・それがだいじWiFiを使用し、昼（12時頃）に1回、夜に2回（18時・22時頃）計測をしています。

速度測定の結果、圧倒的にWiMAXが速いことがわかりました。

WiMAXは常に10Mbps以上が出ており、回線が混みやすいと言われる夜でも安定して速度がでています。速い時は30MbpsとモバイルWiFiルーターの5～6倍の速さですね。

比べてモバイルWiFiルーターは平均して5～8Mbpsほど。動画等を見る分には問題ありませんが、大きな容量のデータをダウンロードしたりする場合は少々時間がかかるかもしれません。また、1～2Mbpsとかなり遅くなってしまう時もあったため、安定した速度が欲しいという方はWiMAXがおすすめです！

端末の使いやすさで比べると、WiMAXのW06はディスプレイがついているため即座に使った容量を確かめられて便利でした。モバイルWiFiルーターのU3は使用している端末で容量確認ページにアクセスする必要があるので少々面倒ですね。

WiMAXも多くのプロバイダ（契約窓口）がありますが、どこのプロバイダも同じWiMAX回線を使用しているため速度は変わりません。変わるのは月額料金やキャンペーンのみなので、そこでプロバイダを比較することが重要です！

WiMAXはモバイルWiFiルーターより月額料金が少々高めですが、高額キャッシュバックなどを行っているプロバイダもあります。よって、できるだけ安くしたいという方はキャッシュバックキャンペーンを利用するといいでしょう。

おすすめのWiMAXプロバイダ

モバイルWiFiルーターのメリット・デメリット

モバイルWiFiルーターの大きなメリットは、外でネットが使えるという点です。ノートパソコンや、wifiモデルのタブレットはそのままではネットにつなげられないため、小さく持ち運び可能なモバイルWiFiルーターがおすすめです。

また、スマホを格安SIMにしている方にもおすすめです。格安SIMにもデータプランなどがありますが、昼時・夜間は回線が混雑して速度が出ないことが多いため、格安SIMでもたくさん通信したい、速度がほしいという方にモバイルWiFiルーターがおすすめですよ。

光回線は工事が必要な場合もありますが、モバイルWiFiルーターは端末が届いたらすぐに利用が可能。月額料金はプランにもよりますが、ほとんどが4,000円以下と安く利用できます。

上記でも説明したとおり、完全無制限のモバイルWiFiルーターはありません。

プラン多くてもは100GB/月など、ひと月に使えるデータ通信量が決まっています。「一日1時間以上高画質で動画を見たい」という場合は足りなくなる可能性がありますので、残りのギガ数を気にして使用しなければいけません。

また、上記の検証を見ても分かる通り、どうしても速度はWiMAXに劣ってしまいます。モバイルWiFiルーターの平均速度は5～8Mbpsほどで、WiMAXの平均速度は15～30Mbpsほど。速度や安定性が重要になるオンラインゲームなどに使用する場合は、モバイルWiFiルーターではなくWiMAXや光回線をおすすめします。

モバイルWiFiルーターの選び方

使用回線・対応エリアを調べる

対応エリアは使用する回線によってことなります。

Softbank・au・docomoそれぞれの回線は、スマホが使用できるエリアと同じとなります。なので、スマホが繋がる場所ならWiFiも繋がると考えていいでしょう。

もう一つはWiMAX回線です。WiMAX回線は前者のキャリア回線とは異なるため、申し込み前に必ず対応エリア内かを調べましょう。

ちなみに、キャリア回線（Softbank・au・docomo）は速度はそこそこ、電波は建物などに阻まれても回り込んで届くという特性があります。逆にWiMAX回線は、速度は速いですが建物などの障害物に弱く、地下などは届きにくいという特性をもっています。

どこでモバイルWiFiルーターを使うかを考えて選びましょう。

データ通信量を選ぶ

一番重視したいのがここ。ひと月に何GB使えるかしっかり確認しましょう！

今までどのくらいデータ量を使っていたかわからない…という方は、スマホを契約している会社のマイページなどから使用データ量を確認することができます。

端末を選ぶ

ほとんどのモバイルWiFiルーターは端末が限られていますが、まれに申込時に端末を選べる場合があります。

WiMAXを選んだ場合はほぼ確実に端末を選べますので、W06を選びましょう。W06は最新端末ではありませんが、有線接続をすれば下り最大1.2Gbps、WiFi使用時でも867Mbpsと一番速い端末となっています。

モバイルWiFiルーターの料金・プランを比較！

モバイルWiFiルーターはかなり種類があるため自分にあったWiFiルーターを探すには、月に使えるデータ通信量や月額料金、取り扱っている端末、契約から端末到着までにかかる時など、多くの項目で比較する必要があります。

下記ではモバイルWiFiルーターを

• 無制限で使えるモバイルWiFiルーター
• 容量が少なめ（100GB以下）モバイルWiFiルーター
• 月100GB保証のモバイルWiFiルーター
• 月100GB以上使えるモバイルWiFiルーター
• 契約期間の縛りがないモバイルWiFiルーター

の4種類に分けて表で比較してみました。
自分が一番重視する項目を見比べて、どれが自分のライフスタイルに合うか検討してみてください！表内のバナーをクリック・タップで各モバイルWiFiルーターの公式サイトにとびます。

無制限で使えるモバイルWiFiルーター

※ 月額料金 × 24カ月（2年間）+ 事務手数料 の合計

現在無制限プランがあるモバイルWiFiルーターは、楽天のRakuten WiFi pocketのみとなっています。月にいくらデータ容量を使っても速度制限がかかることはなく、好きなだけインターネットを使用することができます！

Rakuten WiFi pocketは楽天回線を使用しており、楽天回線がつながらない場所ではパートナー回線としてau回線に自動接続されます。縛りもないので必要がなくなったらいつでも解約が可能です！

さらに、事務手数料も無料でなので初期費用も抑えられます。楽天市場でのお買い物のポイントも最大2倍となりますので、普段から楽天市場や楽天ポイントを使っているという方にもおすすめのモバイルWiFiルーターです。

容量が少なめ（100GB以下）のモバイルWiFiルーターを比較

※ 月額料金 × 24カ月（2年間）+ 事務手数料 の合計
※契約月を0カ月目として計算

データ通信量の上限が100GB以下の、比較的少ない容量のモバイルWiFiルータープランをピックアップしました。データ通信量や契約年数はそれぞれ異なりますのでご注意ください。

この中で最もおすすめなのは縛りなしWiFiです。データ量10GB・30GB・60GB・90GBに別れており、全プランで1万円のキャッシュバックキャンペーンを行っています！

契約期間の縛りはありませんが、キャッシュバックを受け取れるのは1年後となっていますので1年間は使用しなければいけませんので注意しましょう。

【おすすめ！】月100GB保証のモバイルWiFiルーター

※ 月額料金 × 24カ月（2年間）+ 事務手数料 の合計

月100GB使えるモバイルWiFiルーターをピックアップしました。100GBモバイルWiFiルーターのおすすめは、どこよりもWiFi・AiRWiFiです！

どこよりもWiFi は名前の通りどこよりも安い2年契約のモバイルWiFiです。月額料金は3,058円と100GB使えるモバイルWiFiの中では最安値となっています！

ただ、月額の内訳は2,508円がサービス料金、550円が端末代を36分割した料金となっており、端末代の支払いは36カ月＝3年間続きます。契約期間自体は2年間ですが、2年で解約してしまうと端末の残債代が発生しますので注意しましょう。

縛りなし100GBだと、最安はAiR-WiFi です！AiR-WiFiは新しく登場したモバイルWiFiルーターで、なんと縛りなし100GBが月額3,608円とかなりの安さになっています。

また、AiR-WiFiは他社と異なり1年契約となっています。2年間使うかわからないという方にもおすすめですよ！

月100GB以上使えるモバイルWiFiルーター

※ 月額料金 × 24カ月（2年間）+ 事務手数料 の合計

月100GB以上使えるWiFiルーターを表にまとめました。現在100GB以上使えるプランがあるのはRakuten WiFi Pocket、hi-ho Let’s WiFi、Chat WiFiの3社です。

この中でおすすめできるのは、やはりRakuten WiFi Pocket です！楽天回線内であればいくら使っても制限がかかることなく、料金も最大3,278円なのでそれ以上がかかることはありません。

しかし、これは楽天回線エリア内限定となります。楽天回線エリアから外れてしまった場合はau回線に切り替わり、5GB/月しか使うことができません！5GBを超えると速度が1Mbpsとなってしまうので注意しましょう。

契約期間縛りがないモバイルWiFiルーター

※ 月額料金 × 24カ月（2年間）+ 事務手数料 の合計

モバイルWiFiルーターで契約期間の縛りがないプランをピックアップしました。契約期間の縛りがあると、更新月以外の解約は手数料がかかり1万円前後かかることが多いです。しかし、縛りがないプランは必要がなくなったらいつでも無料で解約することができます。

一番のおすすめは、AiR-WiFi です！特にキャンペーンなどを行っているわけではありませんが、月額料金が3,608円とかなり安いため2年間の総額も一番安いWiFiルーターとなっています。

モバイルWiFiルーター契約の注意点

途中で料金が変わるモバイルWiFiルーターがある！？

公式サイトに大きく料金が書いてあり「安い！」と思われるかもしれませんが、実はその料金は最初の2カ月間だけ…なんてことがあります。最初の2～3カ月間は安く、それ以降は値上がりする場合もありますので、注意が必要です。

このページの比較表にある総額などは、料金が変わっている部分も含めて計算していますので安心してくださいね。

解約すると端末代も請求される？

契約期間がある場合、更新月以外に解約をすると解約料がかかります。解約料はそのWiFiルーターサービスによって異なりますが、おおよそ1万円ほど。

さらに、端末がレンタルではない場合は追加で端末代も請求されるので注意しましょう。

端末代が無料と書いてあっても、実は24分割や36分割で購入していることがあります。その分毎月料金が発生しているのですが、その分が割り引かれていることがほとんどです。

しかし途中で解約してしまうと、割引はなくなります。端末は購入していることになっているので、残金を一括で支払わなければいけないんですね。

端末がレンタルの場合は、解約時に端末を返却すればいいので支払いはありません。

よって、申し込み時には端末が「購入」なのか「レンタル」なのかを確認しましょう。

端末が到着したらすぐに動作確認を！

端末が到着したら、すぐに電源はつくか？電波は入るか？問題なく充電ができるか？等の動作確認をしましょう。もし問題があったり速度や商品に不満があった場合は、初期契約解除制度を利用して解約をすることができます。

初期契約解除制度とは、商品・書類の到着または利用開始日から起算して8日以内に返品することで、解約料をかけずに解約ができるという制度です。ほとんどのモバイルWiFiルーターはこの制度が利用可能となっています。

しかし、注意すべき点が4つあります。

もし8日を過ぎてしまった場合や条件が満たされていない場合、解約料がかかってしまいます。詳しい条件は規約や公式サイトの「よくある質問」等に記載がありますので、しっかりと確認しましょう。また、事務手数料の3,300円（税込）と端末返送料は自身で負担となります。

このページで紹介しているWiFiルーターの初期契約解除制度の条件については以下の通りです。

モバイルWiFiルーターについてよくある質問

モバイルWiFiルーターに関する知識や、人気のモバイルWiFiルーターについて解説・比較をいたしました。

ここからはモバイルWiFiルーターをレンタルまたは購入する際によくある質問をまとめて解答していますので、わからないことがあれば確認しておきましょう！

モバイルWiFiルーターはどのくらいの速度が出るの？

使用する場所や環境にもよりますが、実測した結果おおよそ8Mbps前後となりました。より速い速度を求めるかたはWiMAXも検討してみましょう。

ひと月にどのくらいギガ数を使うかわかりません。

どのくらい使用するかわからないという方は、まずは契約期間の縛りがない100GBプランでの契約をおすすめします。縛りがないプランはいつでも無料で解約ができるので、100GBで十分足りたという方は100GB以下のプラン、足りなかった方は200GBプランで再契約するのもおすすめです。

申し込みからどのくらいで届くの？

申し込みから端末の到着までの日数は、モバイルWiFiルーターの提供会社によって変わります。以下は公式サイトに記載されている発送の目安ですので参考にしてください。

ほとんどは1～3日で発送されますが、申し込みが混雑する時期や地域によっては日数がかかる可能性がありますので、詳しく知りたい方は申し込みの際に問い合わせてみましょう。

送料はかかる？

どのモバイルWiFiルーターも申込後の発送では送料はかかりません。しかし、解約後に端末を返却する際は送料を負担しなければいけない場合があります。モバイルWiFiルーターによって異なりますので、しっかりと確認しましょう。

支払い方法はなにがあるの？

ほとんどのモバイルWiFiルーターはクレジットカードのみの支払いとなっています。しかし、MUGENWiFi のみ口座振替での支払いも可能です。口座振替の場合はオプション料として別途月額550円がかかりますので注意しましょう。

充電器はついてくる？

どのモバイルWiFiルーターも充電用のUSBケーブルは付属していますが、電源アダプターは付いてきません。USB接続が出来るアダプターがない場合は申し込みと同時と購入することができますので購入しましょう。

申込後キャンセルはできる？

端末発送前であればキャンセルできる可能性があります。しかし、モバイルWiFiルーターによってはキャンセルできない場合もあるので気を付けましょう。

契約期間の縛りがないプランなら解約手数料をかけずに解約することができます。縛りがあるプランの場合は、更新月以外だと解約手数料がかかります。解約手数料もモバイルWiFiルーターによって異なるので、契約前に確認しておきましょう。

家でWiFiを使いたいならモバレコAir

「モバイルWiFiルーターを主に家で使いたい」「外ではあまり使用しないけど、WiFiが欲しい」という方には、モバレコAirがおすすめです。

モバレコAirとは、ルーターのコンセントを指すだけで家の中でWiFiが使えるというサービスです。モバイルWiFiルーターのお家版というわけですね。

固定回線（光回線）などは工事が必要になる場合があり、その工事も数カ月先…なんてこともありますが、モバレコAirは工事が必要ないのでルーターが届いたらすぐに使うことができます。

使用回線はSoftbank回線（AXGP）で、下り最大速度はなんと962Mbps（一部地域のみ）！約1Gbpsと光回線並みの速さとなっています。

モバレコAirの料金

※ 月額料金 × 24カ月（2年間）+ 事務手数料 – キャッシュバック金額 の合計

モバレコAirは2つのプランが用意されており、端末を購入するプランとレンタルプランから選ぶことができます。

一番安く利用できるのは購入プランです。端末は実質0円で購入できるため、長く使う方におすすめです！しかし、注意しなくてはいけない点があります。詳しくは下記で解説していますのでご覧ください。

契約期間は2年間で、契約から2年が経つと自動更新されます。2年未満、2年経過していても契約満了月以外に解約しようとすると解約料金9,500円がかかります。無料で解約したい場合は契約期間満了月にSoftbank Airのサポートセンターへの電話しなければいけません。モバレコAirに問い合わせても解約はできないので注意してくださいね。

そもそもモバレコAirとは？

モバレコAirの正式名称は『モバレコAir Powered by SoftBank』。名称から分かる通り、実はソフトバンク株式会社と株式会社グッド・ラックが提携して誕生した新しいネットサービスなのです。

そのため、使用するルーターや回線はソフトバンク社のサービスSoftbank Airと同じものとなります。モバレコAirよりSoftbank Airの方が速度が速いなど、そういったことはありませんのでご安心ください。

Softbank Airとは料金が異なる

モバレコAirは独自のキャンペーンなどを行っているため、Softbank Airとは料金が異なります。

Softbank AirにモバレコAir限定のキャンペーンを適用させているので、実はSoftbank公式よりも月額料金が安くなっています。

表の料金は端末を購入した場合の料金です。モバレコAirは月額料金も安く、さらにキャッシュバックもついているので公式と比べるとかなりの安さとなります。

回線の品質などが変わるわけではありませんので、公式で申し込むよりはモバレコAirで申し込んだ方がいいということがわかります。

モバレコAirの注意点

購入プランは3年間使用しないといけない

購入プラン・レンタルプランともに契約年数は2年となっていますが、購入プランのみ実質3年間使用しないといけません。

購入プランは毎月端末代の1,980円が月額料金に含まれているのですが、実は「月月割」として1,980円が割引されているのです。1,980円は、端末代7万1,280円を36分割した料金です。

この月月割は解約した時点でなくなってしまうので、端末代の残りは支払わなくてはいけません。もし2年目の更新月で解約してしまうと…

合計で2万円以上解約料金として支払うことに。せっかく更新月に解約して解約料金をなくしても、端末代がかかってしまうんですね。

かといって端末の支払いが終わる3年目に解約すると、更新月ではないので解約料金3,300円がかかってしまいます。

よって、無料で解約するなら購入プランは4年間使用し続けることになります。申し込む際はじっくり検討しましょう。

時間帯によっては速度が低下する可能性がある

モバレコAirはデータ通信量無制限で使用できますが、時間帯によっては速度が制限される可能性があります。公式サイトには、以下の注意事項が書かれています。

※1 ベストエフォート形式のため、お客さまの通信環境により実際の通信速度は変化します。ご利用の集中する時間帯（夜間など）は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。動画やファイル交換ソフトなどをご利用の場合は速度が低下する場合があります。

引用：モバレコエアー（モバレコAir）公式サイト※このリンク先から申し込みされた場合はキャッシュバックは適用されません

ベストエフォート形式というのは、その状況や場所で最大速度を出せるように最大限努力します、という形式のことです。理論値としては下り最大962Mbpsを出すことができますが、実際には距離や障害物によって電波が阻まれ速度が低下します。

これはモバレコAirだけでなくモバイルWiFiルーター、WiMAX、光回線の全てがこの形式をとっているのであまり気にしなくていいでしょう。

問題は「ご利用の集中する時間帯（夜間など）は、サービス安定提供にともなう速度制限のため、通信速度が低下する場合があります。」という部分です。具体的な速度が書かれていないためどのくらい低速するかはわかりませんが、大容量のデータを扱いたい場合はあまりおすすめできません。

まったく通信ができないわけではありませんが、かなりの時間がかかったり途切れてしまったりする可能性があるということを理解しておきましょう。

1日から無制限モバイルWiFiルーターをレンタル！

上記で紹介したWiFiルーターは全て2～3年契約という長期間契約のものです。契約の更新月でなければ解約ができないため、数日や1カ月など短期間での使用はできません。

なので、「数日だけ無制限モバイルWiFiルーターが欲しい」という方はレンタルサービスを利用しましょう！

1泊2日からレンタルが可能で、1カ月など数カ月単位でもレンタルができます。しかし、何カ月間も借りる場合は年単位契約のモバイルWiFiルーターより費用がかなりかかってしまいますのでご注意ください。

まとめ

大容量モバイルWiFiルーターの比較を紹介しました。

この記事で押さえてほしい点は、

という点です。

大容量！使い放題！という宣伝を見て、よく確認せずに契約してしまうと後悔してしまうかもしれません。

速度や通信量制限については、公式サイトには小さな時で書いてあったり、クリックしないと開かない項目に書かれていたりとわかりづらくなっていることもあります。

面倒ではありますがこれらもしっかりと確認しましょう。公式サイトの「よくある質問」や「FAQ」などには、解約方法や条件などがまとめられていることも多いので、契約前に見てみることをおすすめします。