子どもの体毛に関する悩みや、それに伴う心理的な負担は、成長期を迎える中で深刻化するケースがあります。そんな中、近年注目されているのが「キッズ脱毛」です。近年は、小学生からでも脱毛可能なクリニックやサロンが増えており、選択肢も多様化しています。しかし、対象年齢や使用機器、施術方針は施設によって異なり、保護者の理解と子どもの意思確認が何よりも大切です。
本記事では、キッズ脱毛に関する基礎知識から、医療脱毛とサロン脱毛の違い、料金相場、デメリット、信頼できる施設の選び方まで、保護者の方が安心して判断できるよう、必要な情報をわかりやすく解説します。

日本形成外科学会 専門医/日本美容外科学会(JSAPS)会員
形成外科・美容外科を専門に、日々の診療で一人ひとりの悩みに丁寧に向き合いながら、わかりやすく、安心できる医療を大切にしています。また、患者一人ひとりに寄り添った、安全で質の高い美容医療の提供にも取り組んでいます。
目次
キッズ脱毛は何歳から?小学生から始める脱毛の基礎知識

子どもの体毛の悩みに寄り添いたいと考える保護者の方々にとって、「何歳から脱毛を始められるのか」は最初に知りたい情報でしょう。ここでは、キッズ脱毛の基本的な知識から、大人の脱毛との違いまで詳しく解説していきます。
7歳~15歳がベター!クリニックやサロンによって推奨年齢が異なる理由
キッズ脱毛の開始年齢はクリニックやサロンによって異なり、一般的には7歳からが目安です。医療脱毛は9歳以上を推奨するケースが多く、高出力のレーザー機器を使うため安全面から年齢制限を設けています。
一方、サロン脱毛では低出力のレーザーを使用するため、3歳から対応可能な施設もありますが、得られる効果は「減毛・抑毛」です。保護者は、機器の種類や子どもの肌の状態に合った施設選びが重要です。

保護者の方の意向だけで決めず、子ども自身が納得しているかを確認することも大切です。特に思春期前後は無理にすすめない配慮が求められます。
医療脱毛とサロン脱毛の違い
キッズ脱毛を検討する上で、医療脱毛とサロン脱毛の違いを正しく理解しておくことは非常に重要です。医療脱毛は医師や看護師が在籍する医療機関で施術を行い、永久脱毛の効果が期待できる一方、やや強い痛みを感じることが多いとされています。
対してサロン脱毛は、出力の弱い光脱毛を使用し、肌への負担が少なく痛みも軽減されますが、得られる効果は減毛・抑毛です。それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
▼医療脱毛とサロン脱毛の違い
項目 | 医療脱毛クリニック | 脱毛サロン(エステ脱毛) |
---|---|---|
施術者 | 医師・看護師 | エステティシャン |
使用機器 | 医療レーザー | フラッシュ脱毛(光脱毛) |
効果 | 永久脱毛が可能 | 減毛・抑毛効果 |
痛み | 強め(麻酔使用可) | 弱め |
通院回数目安 | 5〜10回程度 | 12〜18回程度 |
肌トラブル時の対応 | 医師が対応 | 医療機関への案内が一般的 |
主な脱毛方式 | 熱破壊式、蓄熱式 | SHR、S.S.C.、IPL、ハイパースキン脱毛 |
次に、医療脱毛とサロン脱毛で使用される代表的な脱毛方式の違いについて解説します。
脱毛方式は施術時の痛みや効果に大きく影響する要素であり、特に子どもの肌への配慮が求められるキッズ脱毛においては、慎重な選択が必要です。以下に各方式の特徴をまとめました。
▼脱毛方式の違い
脱毛方式 | 主な施術機関 | 特徴 | 痛み | 対応年齢 |
---|---|---|---|---|
熱破壊式 | 医療脱毛クリニック | 高出力レーザーで毛根を破壊。効果が高く永久脱毛が可能。 | 強め(麻酔可) | 9歳以上が一般的 |
蓄熱式 | 医療脱毛クリニック | 低出力の熱をじわじわと毛包に届ける。痛みが少なく肌に優しい。 | やや弱め | 小学生〜対応可 |
SHR脱毛 | 脱毛サロン | 毛包全体にアプローチ。産毛や色素の薄い毛にも効果的。 | 弱め | 3歳〜対応可能な施設も |
S.S.C.脱毛 | 脱毛サロン | 抑毛ジェルと光を組み合わせた方式。肌への刺激が少ない。 | 弱め | 子ども向け対応あり |
IPL脱毛 | 脱毛サロン | メラニンに反応し毛根に作用。効果は高めだが痛みがある。 | やや強め | 年齢制限あり(10歳以上〜) |
ハイパースキン脱毛 | 脱毛サロン | 低温光を照射する刺激の少ない脱毛。最も優しい方式。 | 非常に弱い | 3歳〜可能 |
これらの方式は、それぞれ効果や安全性に違いがあるため、子どもの年齢や肌質、毛の状態に合った方式を選ぶことが大切です。




大人の脱毛との違いは?子どもの肌に配慮した判断が必要
キッズ脱毛と大人の脱毛の大きな違いは、子どもの肌が非常にデリケートであることです。子どもの皮膚は薄くバリア機能が未熟なため、大人と同じような出力での施術はリスクを伴います。そのため、キッズ脱毛では出力を抑えた機器や施術時間を短くするなど、肌への配慮が徹底されています。
さらに、子どもは成長期特有のホルモンバランスの変化が著しい時期であり、脱毛効果に個人差が出やすいという特徴もあります。施術を受ける際は、保護者の方の同伴が必要です。また、必ず事前に同意をいただく必要があります。施術前には丁寧なカウンセリングが行われるため、不安な点や疑問を解消した上で安心してスタートできるのも大きな安心材料です。
このように、大人と同様の効果や進め方を期待するのではなく、子どもに合わせた配慮と理解を持った対応が必要不可欠です。
キッズ脱毛にかかる期間と回数の目安
キッズ脱毛に必要な施術回数と期間は、医療脱毛とサロン脱毛で大きく異なります。医療脱毛の場合は高出力のレーザーを使用するため、5〜10回の施術で効果を実感しやすく、おおよそ1年〜1年半ほどで完了するケースが多いです。一方、サロン脱毛は出力が控えめな分、多くの回数が必要となり、12〜18回、期間としては1年半〜2年程度かかるとされています。
ただし、成長期の子どもはホルモンの変化により新しい毛が生えやすく、医療脱毛での施術完了後でも、追加照射が必要になることもあります。施設によっては、成長に伴う毛の変化に対応できるようアフターサポートを設けている場合もあるため、長期的な視点でプランを選ぶことが重要です。


キッズ脱毛は保険適用の対象外になる
キッズ脱毛は美容目的で行う施術であるため、医療機関であっても健康保険の適用対象外となります。また、医療費控除の対象にもならないため、全額自己負担であることを理解しておく必要があります。
とはいえ、近年では分割払いや医療ローンを導入しているクリニック・サロンも増えており、無理のない支払い方法を選択できるようになっています。また、初回カウンセリングやテスト照射が無料の施設を選んだり、期間限定の割引キャンペーンを活用することで、脱毛にかかるコストを抑えることも可能です。施術費用だけでなく、追加費用の有無も含めて比較・検討することが大切です。


キッズ脱毛の料金を部位・回数別に紹介
キッズ脱毛の料金は、医療脱毛クリニックとサロン脱毛で大きく異なります。また、部位や回数によっても費用が変わるため、事前にしっかり比較しておくことが大切です。
ここでは、本記事で紹介する主要なクリニック・サロンの料金を、部位別・回数別にまとめました。
▼医療脱毛クリニック
部位プラン | フレイアクリニック | TCB東京美容外科 |
---|---|---|
キッズ脱毛プラン | 5回コース:99,000円※1 8回コース:151,800円※2 |
コース内容により優待あり |
全身脱毛(通常プラン) | 1回:77,000円 5回:148,000円 8回:222,800円 |
1回:98,000円 3回:148,000円 5回:198,000円 8回:298,000円 |
全身脱毛+VIO | 1回:116,600円 5回:217,000円 8回:342,400円 |
1回:118,800円 3回:198,000円 5回:298,000円 8回:438,000円 |
全身脱毛+顔 | 1回:116,600円 5回:217,000円 8回:342,400円 |
1回:118,800円 3回:198,000円 5回:298,000円 8回:438,000円 |
全身脱毛+VIO+顔 | 1回:156,200円 5回:266,000円 8回:442,000円 |
1回:138,000円 3回:298,000円 5回:389,000円 8回:498,000円 |
VIO | 1回:39,600円 5回:99,000円 8回:149,600円 |
1回:18,000円 3回:38,000円 5回:48,000円 8回:19,000円 |
顔 | 1回:39,600円 5回:99,000円 8回:149,600円 |
1回:48,000円 3回:78,000円 5回:102,000円 8回:148,000円 |
ワキ | 1回:33,000円 5回:75,900円 8回:114,400円 |
1回:5,000円 3回:9,000円 5回:14,000円 8回:19,000円 |
脚 | 1回:39,600円 5回:93,500円 8回:140,800円 |
1回:34,000円 3回:64,000円 5回:98,000円 8回:128,000円 |
※:全て税込
※1:照射範囲(両ワキ、両ヒジ上、両ヒジ下、両手の甲、両手指、両ひざ上、両ひざ下、両足の甲、両足指)
※2:腕全体を脱毛。脇を含む、二の腕、ひじ、手指までが範囲
▼脱毛サロン
部位プラン | ストラッシュ | エステティックTBC |
---|---|---|
キッズ脱毛プラン | 3回コース※:9,900円 | コース内容により優待あり |
全身脱毛 | – | 1回:84,700円 4回:140,800円 6回:204,600円 |
全身+VIO | 3回:9,900円 | – |
全身+顔 | – | – |
全身+VIO+顔 | 6回:138,000円 | – |
VIO | 6回:47,760円 | 1回:18,000円 3回:49,500円 6回:72,000円 |
顔 | 6回:58,870円 | 1回:18,000円 3回:49,500円 6回:72,000円 |
ワキ | – | – |
脚 | – | – |
※全て税込
※:【初回限定】全身+VIO脱毛コース
時期によりお得なキャンペーンや割引を実施している場合も多いので、要チェックです。
なぜ小学生から脱毛を始めるの?子どもの体毛の悩みと親ができるサポート
「まだ小学生なのに脱毛なんて早いのでは?」と考える保護者も多いかもしれません。しかし、実際に体毛の悩みを抱える子どもは少なくなく、思春期を迎える前から悩み始めるケースも珍しくありません。
ここでは、子どもが抱える悩みの実態と、親としてどのようにサポートすべきかを見ていきましょう。
【実態調査】小学生が体毛に悩み始める時期ときっかけ
ベネッセ教育情報の「小・中・高校生の保護者対象アンケート」によると、小学3年生で77%が「ムダ毛を気にしている」と回答しました。特にプールの授業や体育の着替え時など、人前で肌を見せるシーンで恥ずかしさや不安を感じる子どもが増えるようです。
また、友達からの何気ない一言やSNSやメディアからの影響、家族内での比較なども悩みの引き金になることがあります。最近では美意識の高まりから、低年齢のうちに美容への関心を持つ子どもも増えてきています。
参考:ベネッセ教育情報の「小・中・高校生の保護者対象アンケート」
体毛が原因で起こる子どもの心理的ストレス
リゼクリニックがおこなった「小・中学生の子どもをもつ親510名への調査」によると、小学生が保護者に相談する容姿の悩みの中で「体毛」が最も多いという結果が出ています。また、小中学生の女性243名に対する調査では約9割が自分の体毛が気になると回答し、体毛に対するコンプレックスが強いことがわかります。
これにより、学校生活に消極的になったり、プールの授業を避けようとしたり、性格が内向的になるケースも見られます。保護者に相談できずに一人で悩み続けることもあるため、早期の気づきと声かけが大切です。
参照:リゼクリニック 小・中学生の子どもをもつ親510名へ「子どもの美容」について調査
自己処理のリスク
体毛に悩む子どもの中には、自分でカミソリや毛抜きを使って処理を行うことがありますが、これは肌を傷つけたり、炎症や色素沈着などを引き起こすリスクがあるため注意が必要です。カミソリによる切り傷や肌荒れ、毛抜きによる埋没毛や色素沈着、除毛クリームによるかぶれやアレルギー反応など、子どもの肌にとって深刻なトラブルの原因になります。
大人よりも肌が敏感な子どもには、やさしく丁寧なケアが大切です。
キッズ脱毛は親子で話し合う
キッズ脱毛を始める前には、まず親子でしっかりと話し合うことが大切です。子どもの悩みを否定せずに受け止め、脱毛のメリット・デメリットを一緒に確認しましょう。子供が本当に脱毛を望んでいるかどうか、その意思を尊重することも大切です。また、施術に伴う痛みや通院の必要性、費用の負担についても正直に伝え、納得したうえで進めることが重要です。
キッズ脱毛のメリット・デメリット

キッズ脱毛には多くのメリットがある一方で、注意すべきデメリットも存在します。メリットとデメリットを理解した上で、子どもにとって最適な選択をすることが大切です。
メリット1:自己肯定感の向上と心理的負担の軽減
体毛の悩みを抱えていた子どもにとって、脱毛によってコンプレックスが解消されることは大きな心理的支えになります。自己肯定感が向上し、学校や習い事にも積極的になれるほか、友達関係の改善にもつながるケースがあります。また、悩みを共有することで親子間のコミュニケーションも深まり、子どもの美容意識の健全な育成にもつながるでしょう。
メリット2:ムダ毛の処理による肌トラブル予防と清潔な肌の維持
自己処理による肌荒れやトラブルを避け、清潔な肌を保つことができるのもキッズ脱毛の大きなメリットです。プロの手による適切な施術により、カミソリ負けや埋没毛のリスクを軽減し、敏感肌やアトピー傾向のある子どもでも安心して施術を受けられるよう配慮されています。
メリット3:早期に始めることで得られる長期的な効果
成長段階で脱毛を始めることで、成人後の自己処理の手間を大きく減らすことができます。肌にかかる負担を抑えながら、無理のないかたちで美容への関心を育てることにもつながります。また、トータルでの処理回数が減ることにより、将来的には時間的・経済的コストの削減も期待できます。
デメリット1:成長にともない再び毛が生える可能性がある
キッズ脱毛では一度施術しても、成長に伴うホルモンバランスの変化で再び毛が生えてくることがあります。また、日焼けを避ける必要があるなどの生活上の制限や、追加で施術が必要になる場合もあります。効果には個人差があるため、医師の診察に基づいた判断が特に重要です。
デメリット2:費用面での負担と通院の必要性
キッズ脱毛は保険適用外の自由診療であり、全額自己負担となります。部位やプランによっては10万円〜30万円ほどかかるケースもあり、継続的な通院や交通費も考慮する必要があります。兄弟姉妹がいる家庭では、さらに費用がかさむ可能性もあるため、予算を明確にしておくことが重要です。
デメリット3:施術に痛みが伴うことを説明する
使用する脱毛機器によっては、施術中に痛みを感じることがあります。一般的には輪ゴムで弾かれたような痛みと言われていますが、部位や個人差によっては強く感じることもあります。痛みへの不安を減らすためには、麻酔クリームの使用や施術中の声かけなど、安心できる体制の整った施設を選ぶことがポイントです。
失敗しない!キッズ脱毛クリニック&サロンの選び方

子どもの肌を任せるクリニック・サロン選びは慎重に行いたいものです。ここでは、安心して通えるクリニック&サロンを見つけるための5つのポイントを詳しく解説します。
ポイント1:キッズ脱毛のコースと実績の有無を確認
キッズ脱毛専用のコースがあるかどうかは、施設選びの重要な基準です。施術実績や、スタッフが子ども向け施術のトレーニングを受けているかも確認しましょう。また、子どもがリラックスできる空間づくりや設備が整っているか、年齢や発育に応じた対応が可能かもポイントになります。
ポイント2:使用する脱毛機器を確認
医療脱毛クリニックでは、効果と安全性が科学的に証明された医療用レーザー(アレキサンドライト、ダイオード、ヤグ)を使用し、熱破壊式・蓄熱式いずれかの照射方法で照射します。
脱毛サロンでは、SHRやIPLなど光脱毛機器を使用し、低出力で肌に優しい設定が可能な機種もあります。冷却機能や痛みを和らげる仕組みの有無も確認しておくと安心です。


ポイント3:口コミ・評判をチェック
実際に通った人の口コミやSNSでの評判を確認することも大切です。子どもへの接し方、施術中の声かけ、カウンセリングの丁寧さなど、安心できる対応がされているかを重視しましょう。クリニックの雰囲気やスタッフの対応は、カウンセリング時にしっかり確認しておきましょう。
ポイント4:脱毛完了までの総額を確認する
コース料金以外に、シェービング代、キャンセル料、初診料や麻酔代、アフターケア用品などの費用が発生することがあります。こうした追加費用を事前に確認し、最終的な総額を把握してから契約することが重要です。特に医療脱毛ではトラブル時の診察費や処方薬の料金も想定しておくと安心です。
ポイント5:アクセスの良さと予約の取りやすさ
キッズ脱毛は複数回通う必要があるため、自宅や学校から通いやすい場所を選ぶことが大切です。さらに、土日や長期休暇中に予約が取りやすいか、待ち時間が少ないかといった点も事前に確認しておきましょう。駐車場の有無や通学途中に寄れるかどうかもチェックポイントです。
小・中学生におすすめ!キッズ脱毛ができる医療脱毛クリニック&サロン
小学生でも通える医療脱毛クリニック&脱毛サロンを、厳選して紹介します。医療脱毛は効果重視の方に、サロン脱毛は痛みを抑えたい方におすすめです。各施設の特徴を詳しく見ていきましょう。
フレイアクリニック
【医療脱毛】フレイアクリニック
項目 | 内容 |
---|---|
対象年齢 | 9〜11歳(12歳以上は通常料金) |
料金 | 5回:99,000円/8回:151,800円(税込) ※対象部位:両ワキ、両ヒジ上、両ヒジ下、両手の甲、両手指、両ひざ上、両ひざ下、両足の甲、両足指 |
脱毛方式 | 蓄熱式 |
営業時間 | 月~金:12:00~21:00/土日祝:11:00~20:00 |
院数・エリア | 26院(北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、京都、福岡、沖縄) |
フレイアクリニックのキッズ脱毛プランは、両ワキ・ヒジ上下・手足の甲や指・ひざ上下など計10部位をカバーし、施術時間は約60分です。対象年齢は9歳から11歳までで、12歳以降は通常料金が適用されます。
予約から施術まで保護者の同席・付き添いが必須で、テスト照射や剃り残しのシェービング、薬代などが無料となる特典付き。コース終了後の追加照射も特別価格で対応しており、安心して継続しやすいサポート体制が整っています。
TCB東京中央美容外科
【医療脱毛】TCB東京美容外科
項目 | 内容 |
---|---|
対象年齢 | 年齢制限なし(19歳以下は親権者の同意・同伴が必要) |
料金 | 3回:69,800円/5回:98,800円(税込) ※全身脱毛クイックコース |
脱毛方式 | 熱破壊式・蓄熱式(選択可能) |
営業時間 | 9:00〜19:00(不定休) |
院数・エリア | 105院(全国主要都市に展開) |
TCB東京美容外科はキッズ専用プランはありませんが、全身脱毛がリーズナブルな価格で受けられるのが特徴です。未成年の場合は親権者の同意と同伴が必須で、身分証の提示も求められます。
契約金額に応じて最大3万円の割引が適用される制度があり、学校を卒業しても割引価格のまま継続可能です。全国に多数展開しているため、通いやすさもメリットです。
ストラッシュ
【サロン脱毛】ストラッシュ
項目 | 内容 |
---|---|
対象年齢 | 7〜15歳 |
料金 | 全身+VIO 3回コース 9,900円(税込) |
脱毛方式 | SHR方式(低刺激・産毛にも対応) |
営業時間 | 9:00〜20:00(不定休) |
院数・エリア | 全国62院 |
痛みが少ないSHR方式を採用し、キッズ割引は最大30%OFF。大人になっても割引価格で継続可能で、親子同時契約で特別価格が適用される制度もあります。親権者の同意・同席が必要で、初回カウンセリングも丁寧に実施されます。
エステティックTBC
【サロン脱毛】エステティックTBC
項目 | 内容 |
---|---|
対象年齢 | 7〜15歳 |
料金 | 1回:84,700円/4回:140,800円(税込)ほか |
脱毛方式 | TBCスーパー脱毛・TBCライト脱毛 |
営業時間 | 平日:10:00〜20:00/土日祝:10:00〜19:00 |
院数・エリア | 全国130院以上 |
エステティックTBCは、全国130院以上を展開する大手脱毛サロンで、7歳〜15歳を対象としたキッズ脱毛に対応しています。TBC独自のスーパー脱毛(美容電気脱毛)とライト脱毛(光脱毛)の2種類から選べる点が特徴で、毛質や肌状態に応じて最適な施術が受けられます。
初めてでも安心して通えるよう、無料カウンセリングや体験プランを用意しており、親権者の同席も必須。店舗ごとに子ども向けの丁寧な対応が評価されており、IPLとは異なる効果重視の脱毛を希望する家庭におすすめです。
キッズ脱毛を受ける前に親子で確認したい注意事項

子どもの脱毛では、肌だけでなく心への配慮も必要です。ここでは、施術前にチェックしておきたいポイントを整理して紹介します。
日焼け対策とシェービングについて
脱毛期間中は日焼けに注意が必要です。部活動や体育授業で外に出る際も、帽子や日焼け止めなどでしっかり対策を行いましょう。施術前日は電気シェーバーを使った自己処理が基本ですが、難しい場合は保護者が優しく処理を行います。肌の保湿も忘れずに行い、体調がすぐれない日は無理をせず施術を延期するのが賢明です。
施術当日の流れと保護者の同伴について
来店時は対象部位を清潔な状態にしておき、制汗剤や日焼け止めを使用しないようにします。保護者の同伴は契約・施術時ともに必須です。施術時間は部位によって異なり、30分〜2時間程度かかることもあります。施術中の痛みについては、無理せずすぐに伝えるよう、事前に子どもへ説明しておくと安心です。
アフターケアの重要性
施術後24時間は入浴を避け、シャワーのみにとどめましょう。施術後は朝晩の保湿ケアを徹底し、外出時は日焼け対策をしっかり行うことが大切です。激しい運動は2〜3日控え、肌に赤みや腫れが出た場合はすぐに相談できるよう連絡先を確認しておきましょう。
万が一のトラブル時の対応方法
施術後に赤みやかゆみ、腫れが出た場合には、速やかに施術を行ったクリニックやサロンへ連絡しましょう。事前にトラブル時の連絡方法や医療機関との連携体制を確認しておくと安心です。また、経過を記録しておくことで、相談時にも状況を正確に伝えやすくなります。保証内容の確認も忘れずに行っておきましょう。
医師が聞いた!キッズ脱毛に関するよくある質問
キッズ脱毛に関してのよくある質問をやまもと形成外科クリニックの山本先生にお聞きしました。不安や疑問を解消して、安心して施術を受けられるように確認しておきましょう。
Q1:成長期の脱毛は効果が薄いって本当?

成長期の子どもはホルモンバランスが不安定で、新しい毛が生えやすいため、完全な永久脱毛は難しいとされています。ただし、減毛効果は十分にあり、コンプレックスの解消や自己処理の回数を減らすことが可能です。毛が再生しても、追加施術で対応できるため、早期に始めるメリットもあります。個人差があることは理解しておきましょう。
Q2:医療脱毛とサロン脱毛で痛みは違う?子どもでも我慢できる?

医療脱毛は輪ゴムで弾かれたような痛みがあると言われていますが、麻酔の使用も可能です。サロン脱毛は温かさを感じる程度で、痛みはかなり軽減されています。どちらも最新の脱毛機器であれば、出力を調整できるため、痛みを我慢せずに対応できます。部位によって痛みの程度は異なることも、事前に伝えておきましょう。
Q3:部活動や習い事への影響はある?

施術直後は肌が敏感な状態になるため、2〜3日は激しい運動を避けるのが理想です。プールの授業も施術後1週間ほど控える必要があります。また、日焼けを伴う活動は避け、日焼け止めの使用を習慣化しましょう。スケジュールを考慮して、夏休みや春休みなど長期休暇中に通うのもおすすめです。
Q4:医療脱毛とサロン脱毛で料金はどう違う?

医療脱毛は5〜8回で15万〜30万円程度、サロン脱毛は12〜18回で10万〜20万円程度が目安です。医療脱毛は1回あたりの費用がやや高めですが、効果が高いため、結果的に総額が抑えられることもあります。いずれもキッズ割がある場合は、20〜30%程度割引されることもあるので要確認です。
Q5:医療脱毛とエステ脱毛、どちらがおすすめ?

効果重視なら医療脱毛、痛みの少なさを重視するならエステ脱毛がおすすめです。医療脱毛は9歳以上から受けられることが多く、永久脱毛が可能です。一方、エステ脱毛は低刺激で小さい子どもでも受けやすく、費用も抑えられます。どちらの施設も体験プランを活用して、親子で雰囲気や施術の相性を確認しておくと安心です。
まとめ
キッズ脱毛は、ムダ毛に悩む子どもの心理的な負担を軽減し、自信を持たせてくれる手段のひとつです。施術は7歳から受けられるサロンもあり、早い段階でのケアが可能になっています。ただし、サロンやクリニックの選定には慎重さが必要で、費用や施術内容、対応力を見極めたうえで判断しましょう。
何より大切なのは、脱毛するかどうかを親子でしっかり話し合い、子どもの気持ちを尊重することです。安さや通いやすさだけで決めず、信頼できる施設で安全に施術を受けることが、安心と満足につながります。
キッズ脱毛は、ただの美容行為ではなく、子どもが前向きに日々を過ごすためのサポートです。正しい知識と理解をもって、納得のいく選択をしてください。
