近年、結婚観やパートナーシップの多様化が進む中で、男性が結婚相手に求める条件にも変化が見られています。
本調査では、男性を対象に「結婚相手に求める条件」についてアンケートを実施し、年代や年収による価値観の違いを分析しました。結果からは、見た目や経済力よりも心のつながりを大切にする意識が浮き彫りとなりました。
▼調査概要
| 調査対象 | 独身男性181人 |
|---|---|
| 調査時期 | 2025年10月 |
| 調査方法 | インターネット調査 |
| 調査媒体 | クラウドワークス |
調査サマリー
- 男性の7割以上(71%)が「性格・価値観」を最も重視。外見や経済力よりも、精神的な相性を重要視する傾向が顕著に
- 年代が上がるほど「内面重視」の傾向が強まり、50代以上では75%が「性格・価値観」と回答
- 年収が高い層ほど価値観重視の傾向が強く、年収500万円以上では81%が内面を最重視
結婚相手に求める条件で最も重視することは?
男性全体では、71%が「性格・価値観」を最も重視すると回答し、「外見」や「経済力」を大きく上回りました。外的条件よりも、日常の考え方や相性を重視する傾向が明確です。一方で「特にない」と答えた人も12%おり、結婚観そのものが多様化している様子もうかがえます。
【年代別】結婚相手に求める条件で最も重視することは?
20代
20代では「性格・価値観」が66%と依然トップですが、他世代と比べて「容姿・外見」15%や「特にない」15%など、見た目や自由な価値観を重んじる傾向も見られます。結婚を「人生の必須条件」と考えず、パートナーシップの多様な形を受け入れる姿勢が特徴です。恋愛や結婚よりも「自分らしさ」を重視する層が増えていることが示唆されます。
30代
30代では72%が「性格・価値観」を重視しており、最も安定した内面志向を示す世代です。仕事や生活基盤が整い始める時期であることから、長期的な関係を築けるかどうかを重要視する傾向が強いと考えられます。一方で「経済力」7%と実利的な視点もわずかに見られ、家庭や将来設計を現実的に考えるバランス型の傾向がうかがえます。
40代
40代では73%が「性格・価値観」を最重視しており、他の世代と同様に中身重視の姿勢が際立ちます。一方で「容姿」は7%にとどまり、「経済力」や「家事能力」も低水準。恋愛感情よりも人間的な相性や安心感を重視する傾向が見て取れます。「特にない」15%と答えた割合も比較的高く、結婚に対する柔軟なスタンスが広がっていることがわかります。
50代以上
50代以上では75%が「性格・価値観」を選択し、全世代中で最も高い数値となりました。長年の人生経験を経て、外見や経済力よりも「一緒にいて心地よい関係」を重んじる傾向が強まっています。容姿や家事能力を重視する回答はごく少数であり、人生の後半における心の支えとしての結婚観が浮かび上がります。
【年収別】結婚相手に求める条件で最も重視することは?
年収が上がるほど「性格・価値観」を重視する傾向が顕著で、500万円以上の層では81%が内面を最重視。一方、300万円未満では60%にとどまり、22%が「特にない」と回答しました。経済的余裕がある層ほど、パートナーに精神的な安定や価値観の一致を求める傾向が強く、収入と心のゆとりが結婚観にも影響している可能性が示唆されます。
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